ストレッチと同様に、ウォーキングの時も意識付けをすることにより効率的に筋肉を動かし、楽しみながらウォーキング効果をより高められるのです。
顔は、下を向いていては地面しか見えずウォーキングしていても飽きてしまいます。また、視線を下げると首が前に垂れ下がり、せっかくウォーキングをしても首が凝ってしまうはめに…。
せっかく外に出たのですから風景を見ながら楽しんでウォーキングをしましょう!
肩は、力を抜いて肩甲骨を動かすイメージを持ちましょう!力が入っていると肩を動かしているつもりでも、実際は腕だけしか動いていないということがたくさんあります。
肩甲骨というのは、本来、上下左右へと大きく動くものなのですが、普段はそんな事を考えず生活しているので、その存在を忘れがちになり、肩甲骨周辺の筋肉はあまり使われなくなります。そうすると、だんだんと血行不良を起こし凝り固まり、肩こり、年齢によっては五十肩の要因にもなります。
肩甲骨を動かし、肩こりが解消しましょう!また、大きな骨を動かすことになるので代謝を高められ、これがダイエットの一歩にもつながっていくのです!
腕は、リズムをとるだけではなく、肩間接および筋肉と密接につながっているため、腕を自然に振ることにより筋肉をリラックスさせ、それにつながる肩へのリラックスにもつながっていくのです。
上体は、軽く深呼吸をする感じで、お腹を上げるイメージを持ちましょう!そうすることによって、腹筋が鍛えられ、ウエストをシェイプアップさせる効果があります。
また、少し前に出すように意識すると自然と背筋も伸ばせます。
背筋を伸ばすと、猫背の解消にもつながりますし、背筋が鍛えられ腰痛にも効果的です。
脚と膝は、前に出すときに膝を伸ばすことをイメージします。最初から膝を伸ばせといわれても難しいとは思いますので、イメージを持って意識して徐々にできるようにしましょう。
膝を伸ばして脚を出せば、自然にかかとから着地できるようになります。そして、膝を伸ばすと無理なく歩幅も広げることができるのです。
かかとを、着地時に一番最初に着くようにしましょう!
骨はカルシウムからなっていますが、ただ単にカルシウムだけを摂っていれば強くなるというわけではありません。摂取したカルシウムを適度な運動で骨に負荷を加えることが大切なのです。
かかとから地面に着地しながら正しい姿勢でウォーキングをすると、かかとから全身へ適度な刺激を与えることができ、骨の健康維持にもぴったりなのです。骨粗しょう症などの予防にも役立ちます。
ただ、無理にかかとに体重をかけないように注意すること!
つま先で、しっかりと蹴り出しながらウォーキングをしましょう!最後までつま先で地面をつかむ感覚で行えればベストです。
つま先を上手に使えるようになると、同時にふくらはぎの筋肉を働かせることができるのです。
ふくらはぎは『第2の心臓』とも言われ、心臓から最も遠いところにある足先へ、心臓の代わりに筋肉が伸び縮みすることによって筋肉がポンプの役目をして血流を促しているのです。そのことから『筋ポンプ』ともいわれています。この筋ポンプをウォーキングで鍛えることにより、血行が良くなり女性に多い慢性冷え性や足のむくみも改善でき、なおかつウォーキングフォームも良くなるので腰痛にもよいのです。
つま先を、特にしっかり意識しましょう!